『こんな世の中に心象スケッチなんというものを、大衆めあてで決して書いている次第でありません。全くさびしくてたまらず、美しいものがほしくてたまらず、ただ幾人かの完全な同感者から「あれはそうですね。」というようなことを、ぽつんと言われる位がまずのぞみというところです』 宮沢賢治