いつもご静聴、ありがとうございます。
朗読第42弾、お届けします。
三連続長編となります。今回は森鷗外の『高瀬舟』です。
現代の医療でも度々問題にあがる『安楽死』。
正しいとは、法とは。その法に守られながら、しかし『人として』生きている個の意思。読むたびに、心を抉ってきます。
作中であるように、確かに人を一人殺したというのは事実です。しかしそれは表面上のもので、その裏には、一言に悪と決めつけられない、想い、決意が隠されています。
少々テーマが重い作品ですが、心静かに、お聴きいただければ幸いです。