ゲティスバーグ演説の和訳を朗読してみました。不純な動機ですが、気持ちが沈んでる時に、ちょっとパワーがもらえたりするので、偉人のスピーチを音読することがあります。今回のテキストは、アメリカ大使館の広報団体のHPより引用させていただきました。
この南北戦争は、様々な利害や思想の対立の結果でもあるのですが、奴隷解放も掲げられていたことは、有名です。
ゲティスバーグ演説は、ゲティスバーグに作られた戦没者墓地においてリンカーンが捧た演説です。
どんな思いでリンカーン大統領は、この演説を行ったのかと思います。
この演説が行われているときは、まだ完全に北軍と南軍の決着がついていたわけではなく、2年後にようやく南北戦争は終結します。
当時の歴史を読むと、いろんな人の思いや犠牲が詰まってるのをひしひしと感じます。
ゲティスバーグの戦いは、両軍で4万5千の死傷者を出しながら、南北戦争の大きな分岐点になった戦いだと言われています。
崇高な大義を掲げていたのかもしれませんが、南北戦争全体における犠牲者の数は、50,000人の市民が死亡。総計 70万5千人から90万人以上が死亡したとされています。
リンカーン大統領の前に、演説したE.エバレットという政治家は、2時間を超える大演説を行い、そのあとに、演説したリンカーンのこのスピーチは、272単語、約2分間の短いスピーチで、そこにいた人々はあまり注意を払いませんでした。のちに、新聞に全文が公開されて、多くの人に注目されるようになり、歴史に残る最も有名な演説の一つとなりました。