物煩いと恋煩いを繰り返す人生を送っている。これが自分の性分なのだと認めざるを得ない。「煩う」のが癖付いている人は、見方を変えれば、他人の心の機微に、敏感に察知出来る人でもある、と心得ているが、何事も“行き過ぎ”は体に毒らしく、僕の場合、良くも悪くも、“感じ過ぎる”きらいがあり、勝手に一人で疲弊してしまうことも、しばしば。