いつもご静聴ありがとうございます。
朗読第32弾、お届けします。
夢十夜は、後半になるにつれ、内容が不吉なものや不気味なものが増えていく印象があります。
先述のとおり、夏目漱石氏の深層意識に抱えた『漠然とした無力感や絶望感』が、じわりじわりときているのではないでしょうか。
終盤の後悔と恐怖という一文が、それを顕著に示しているのでは、と思います。もちろん解釈は人それぞれですが、やはり人間という生き物は、絶えず選択と苦悩の連続のうえで生きているのだなぁ、と。
※お借りしたBGM
DOVA-SYNDROME様より
(https://dova-s.jp/_mobile/)
・Saint of silence
written by soundorbis