雑談:2分42秒
音声内でも言っておりますが、台本使用に至ってはクレジットやコメント、フォローは不要です。ご自由にお使いください。
話が大幅に変わるのはやめていただきたいですが、一人称が変わる。視点を変える(少女目線だけ等)程度でしたら問題ございません。
ーー以下 台本ーー
地震が起こる。
ガタガタと地面が揺れ、床に物が散乱する。
数分の出来事だった。テレビはすぐさま地震速報が流れ、津波の心配はないことを告げる。
続けてただの地震ではないことも告げられる。何だそれ、とテレビを凝視すると、震源地というものがないようだ。次に世界地図が表示されるが、全ての地図が赤い点で覆われている。つまり、全世界で揺れたのだ。震源地がどこにもないというより、全てが震源地とでもいうような……。

青い球体を降る。
それを降ると光が次々に消えていく。揺れを感じると人間は恐怖に陥る。

外が騒がしくなる。
何事かと窓を開けて外を見ると、月があるはずのところが穴のようにぽっかりと空き、代わりに青い瞳が映し出された。誰かの目？ その青い月はギョロギョロと周りを見渡す。
何かを探しているのか？ ……いや……僕たちを観察している……。驚き、何かに懇願している人間。恐怖で腰が抜けた人間。何が起こったか分からず呆けた人間。じっくりと観察して、満足そうに目を細めた。月のように三日月にして。

お母様。この球体を買いたい。
ええ。これは地球ね。生物がいるから大事にするのよ。