誰もが誰かとこぼれ落ちることがなく通じ合えるといいのになって思う。
誰かが捨てた荷物だと感じてしまったものを誰かは拾って愛してあげるといいのになって思う。
そんな幻想がやがて 滞りなく広がっていったなら どれだけの1人を救えるんだろう
知ってしまった世界を 叶うことのない世界を
青年はぼんやりと語った