ご清聴感謝いたします。
今回の設定は、人生に使命を持つ男。自身の思想をもとに着色し形を整えたものが今回の原稿なので、原稿制作、演技ともにかなりやりやすかったです。
【原稿制作】 綾乃
率直に言おう。僕らの間には何も起きない。なぜなら、僕にその気がないからだ。
いいかい? 君を傷つけてしまったのなら謝るよ。悪かった。
僕にその気がないのは、相手が君だからじゃない。誰であろうとも、恋愛する気はないんだ。
君はとても綺麗だ。すごく温かい心も持っている。間違いなく魅力的な女性だよ。
けれども、僕にはなすべきことがある。人生をかけてなすべきことがね。そのためには、僕の持てる時間すべてを犠牲にしたって構わない。そう思っているんだ。
君を愛せない僕を許してくれ。