いつもご静聴ありがとうございます。
朗読第43弾、お届けします。
芥川龍之介の『羅生門』です。
国語の授業でもやりましたね。覚えているものです。
よく言う『目には目を、歯には歯を』という言葉を聞くと、これが思い浮かびますね。
善悪ということではなく、『アイツがやっているなら俺も』という精神が、顕著に出ています。
そのうえで、自己の生死に関わるほどの状況であれば、尚更でしょう。『弱肉強食』が根底に見えてくる気もしますね。『生きるために喰らう』という業(カルマ)を感じる方も多いのではないでしょうか。