いつもご静聴ありがとうございます。陸奥と申します。
前回の水城ゆうさんの作品を朗読してから、自分の中で沸々と沸き上がる感情を抑えきれず、もう一つの作品をひたすら練習していたら、日付が変わってしまいました。
水城ゆうさんの『祈る人』という作品です。
読むたびに心を抉られる感覚に陥り、時たま『もう限界だ』と押し潰されそうになりましたが、なんとか完成できました。
今回はBGMのチョイスに苦戦しましたが、編集で合わせてみたところ、尺がピッタリ合い、途中の転調もベストのタイミングでかかるという、まさに奇跡が起こりました。自画自賛になってしまいますが、自分で聴いて一人泣いていました。
自分の世界だけでは、何も知らない。何もできない。
確かにそうかもしれません。
だけど『祈る』ことはできる。『想う』ことはできる。誰かの、何かの為に。たとえどんなに小さくても。
そして、それは確かに、自分の内にはっきりとした変化をもたらす。
何かに目覚める。
何かに向かう一歩を。
その意志が、きっと芽生える。
陸奥はそう捉えました。
どうぞ最後まで、耳を傾けていただければ幸いです。
※BGMは DOVA-SYNDROME様 より拝借いたしました。この場を借りて、御礼申し上げます。