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【HEARシナリオ部】国民の意思(後半のみ)作:柚坂明都
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2023/11/30

書いたのは2021年10月、描いたのは2050年。
得てしてSFは未来を予見する。
素晴らしき柚坂節をオーケストラの調べと共に。

柚坂明都氏作『国民の意思』をお届けします。

https://fineblogs213.com/will-of-the-people/

※本作は氏に許可を得た上で、後半パートのみを作成させて頂いております。

これは約2年前に書かれた作品です。
振り返れば2021年10月末には衆議院議員選挙がありました。ここから第1次岸田内閣が始まった訳ですがその選挙前に書かれた話…と言う事です。

この頃から「若者よ選挙に行け&行くな」と言う動画が拡散されていた様に記憶しています。
いわゆる「シルバー民主主義」と言う時代への社会風刺的なモノで、恐らくこの作品もその辺を背景として作られたと考えられます。

小説は公開すぐに拝見し、これは凄いと息巻いておりましたがすぐには出来ませんでした。
それを今、しかも後半のみとお願いして進めませて頂いた裏には「昨今の状況」が絶好の機会と思ったからです。

支持率の低下、AIの普及、拡散するネットでの報道や暴かれていく伏魔殿。国内外の情勢。
そして新たに発足した第2次岸田改造内閣の様相。

私はニュースだけでなく歴史も好きで勉強しています。その中で政府は内閣は、政党は、どう動くか興味深くあります。

では我々はどうする? きっとこの1年で何かが大きく変わると私は思う。その渦中に国民、いや自分たちも飛び込まねばならない。

そう言う気持ちで作りました。

前半は作れませんでしたが「ここ数年の社会の変遷が前半部分だ」と捉えてください。
※前半はノリが良くてとても面白い内容です。

注釈したいのは、
世の中を知る事、歴史を知る事は面白いという事です。

サムネイルは三谷幸喜感のあるような、
少しコミカルな要素を取り入れました。

本作のBGMは全てライセンスフリーのクラシック曲で構成しています。

魔弾の射手
モンタギュー家とキャピュレット家
運命第3楽章

モンタギュー家(略)はソフトバンクのCMでも有名で、重々しくも煌びやかな曲調が「大物政治家」のイメージに合ってました。
大物政治家の声は田中角栄氏をベースにしています。
魔弾の射手は7発6発は意のままであるが最後の1発は悪魔が決めるという内容から選び、そして運命へと繋げました。

私は今回「変わらぬ世界線」を描きました。

運命は本来決まっていませんが歴史は繰り返します。歴史を紐解けば行く先々まで見え、変わり得ない大きな渦と言うものが必ず存在する。

それを運命と言う言葉として、
どう感じるかは、聞いた貴方次第です。

そこにフリーの効果音にて近未来のような演出を施しています。
クラシック×SFと言う試みです。

AI、並びに画面の向こう側の人物は、
予てから仲良くして頂いている

あんのうんさん(@Unknown774Voice)です。
HEARでは「怪傑おねえさん」と言うお話しをご一緒しており、今回初HEARシナリオ部参加となります。

あんのうんさんはスタエフで配信されている素敵なお芝居と多彩な声を持つお方です。是非聞いてみてください。

https://stand.fm/channels/63363be08fc92d08babcaf57

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HEARシナリオ部広報担当
HEARシナリオ部の作品を音声化していただき、ありがとうございます! 元々、メッセージ性の強いシナリオではありますが、百舌鳥さん、あんのうんさんの声と、散りばめられた音の数々で、より克明にそれを感じました。 あんのうんさんが「未来を生きる若者」を体現しているのに対して、百舌鳥さんが「現代にもそのまま通じる」大物議員を体現しているところが見事です。確かに未来に感じるのに、いつまでもこの国は変わらない。そんな「妙なリアルさ」がありました。意思を発することの重要性を感じずにはいられない作品でしたね。 最後のシーンはシナリオにはありませんが、「すごくあり得そう」なことに絶望感があります……。 朗読していただいた作品は、「HEARシナリオ部」公式サイトにてリンクを掲載させていただくとともに、X広報アカウントでシェアさせていただきます。 また、来月配信予定のラジオにて、取り上げさせていただきます。 今後とも、HEARシナリオ部の作品をどうぞよろしくお願いいたします。
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2023/12/04 10:52:56
百舌鳥(もず)asノナミヨウスケ
ありがとうございます。 ラストについては、自分なりの解釈とケリの付け方を模索していた際に音楽も相まって浮かんだものですが、分かりやすくエルガーの威風堂々にするパターンもありました。 文脈的に展開的に、今の形がモアベターであると思っています。 やるにあたり政治関連の実際の動画や覚えている限りの似たシチュエーションのドラマ(古いサスペンスなど)を見た上で行ったので、リアリティと言う点で汲み取ってもらえたのはありがたいです。 現在と未来、現実と虚構。 本質として真理として自分たちの出した答えと音、ですので多くの人に感じてもらえれば幸いと思います。